生命の柱『自律神経』
[はじめに]
~自律神経失調症は治ります~
「自律神経失調症」
得体の知れないこの症状に
多くの人が悩まされています。
なんと、自律神経失調症の患者数は65万人以上、
うつ病患者は100万人以上、
診断を受けていない潜在的な患者数を合わせると
600万人にも及ぶらしいのです。
なぜ、こんなにも多くの人が、
数ヵ月~数年間という長い期間、
自律神経失調症に苦しんでいるのでしょう?
私は来院者さんにこんな話をすることがあります。
自律神経失調症を、
『悪者だと思っている内は良くなりません』
『よそから来たものと思っている内は良くなりません』
自律神経失調症になったことを
・まるで変な菌でもうつされたかのように
・まるで外から侵入してきた悪者かのように
考えている方がおられます。
それは大きな誤解です。
『自律神経失調症』というものは、
“生命からのメッセージ”です。
シートベルトをしないまま
車を運転するとブザーがなります。
煙を感知すると火災報知機が鳴ります。
それと同じで、心身の著しい乱れがあると
自律神経失調症という形のお知らせがきます。
もし、自律神経失調症というお知らせがなければ、
あなたは死んでしまう1秒前まで、
がむしゃらに頑張り続けることになります。
そして、次の瞬間にはポックリ逝ってしまうのです。
自律神経という生命の柱は、
不定愁訴として表現することで、
あなたにメッセージを送ってくれています。
『自律神経失調症になることができる。だから生きている』
そう考えることもできるのかもしれません。
当院に通院している方から、
『改善後、発症前よりも幸せを感じられるようになった』
というお声をたくさん耳にします。
『気付かせてくれてありがとう』
という気持ちが湧いてくるからなのでしょう。
私は過去に10年ほど、
『おう吐・視野狭窄・失語 を伴う原因不明の頭痛』
に悩まされてきました。
私の症状は発作的な出かたをするもので、
まず始めに、急に視野が欠けて前が見えなくなります。
まぶしい光が目に入った後のような状態になるんです。
15分ぐらいずっと。
これがめちゃくちゃ気持ち悪い…。
それが治まると、
次はじっとしていられない程の激しい頭痛。
それと同時に吐き気、めまい、頻尿が起こります。
不思議なことに、言葉がうまく出てこなくなり、
周りの人に要求を伝えることもできなくなります。
「水ちょうだい」とか、「部屋が寒い」とか
口にすることができなくなるんです。
「水」という言葉が出てこないんですよ。
あれはすごく不思議です。
『人に助けを求めることができる』
って素晴らしいことですよね(笑)
こんな症状が月に数回起こるので、
たまったもんじゃありません。
もちろん、
病院に行って血液検査・MRI
を受けましたが異常なし。
症状が出たら成す術はなく、
処方された頓服を飲んで横になる。
たまたま眠りに入ることができたらラッキー、
眠れないと地獄…。
そんな状態だったのです。
今考えると当時は
姿勢が悪く、筋肉もガチガチ。
生活リズムもめちゃくちゃで、食に関心は0…。
そしてとにかく
”気にしい”でした。
・言動を後悔したり
・先のことを考えて不安になったり
マイナスの感情に支配され、
自分で自分の首をしめていたのです。
今となっては笑い話ですが、
当時はそういった体の状態や生活習慣、
考え方のクセが
症状に繋がっているだなんて考えもせず、
ましてや
「自律神経が乱れていることが頭痛の原因」
「心の不安定さが頭痛の原因」
なんていうことは
1回も頭に浮かびませんでした。
症状が治まってきたのは
自分が治療家の道に進み、
心と身体のことを学び
認知をシフトすることを覚え
自分で自分の心身をケアし始めてからです。
今では数年に1回出るか出ないか、
というレベルにまで落ち着きました。
10代からのこの苦い体験を通して、
『自律神経は生命の柱である』
『心の問題が身体に大きな影響を与える』
ということを
私自身、痛感していますし
今では私も
「体験させてくれてありがとう」と
感謝しています。
10年の経験で
得たものは大きいです。
・内臓の働き
・血管の収縮・拡張
・瞳孔、汗腺、唾液の分泌 など
体の様々なバランスを
無意識で維持してくれている、
体の要とも言える神経です。
通常自律神経は、
相反する2つの神経が
バランスよく働きながら、
健康でいられるように体を保っています。
- 交感神経: 活動・緊張・ストレスを感じている時
- 副交感神経: 休息・修復・リラックスしている時
交感神経優位の時は副交感神経は休み、
逆に副交感神経優位の場合は交感神経が休んでいる。
「どちらかが働けばどちらかは活動を弱める」
という優位性の法則があります。
この神経バランスは体の至る所に作用し、
交感神経優位の場合
⇒血管は収縮、心拍数は増加し、呼吸が浅くなる
副交感神経優位の場合
⇒血管は拡張、心拍数は減少し、呼吸が深くなる
このように2つの神経は
逆の作用を体に起こすのです。
どちらの神経が優位に働くか
どちらの神経の傾くことが多いのか
それによって、
体内のバランスは大きく変化します。
では、この神経が乱れてしまうと
どのような問題が起こるのでしょうか。
【症状としては…】
○筋骨格系
ひどい肩こり、腰痛、頭痛、手足のしびれ、冷え など
○内臓系
内臓の不調全般、便秘、下痢 など
○婦人科系
生理痛、生理不順、不妊 など
○メンタル系
焦燥感、不安感、怒りっぽい、気分の落ち込み など
○不定愁訴
不眠、慢性疲労、動悸、息切れ、息苦しさ、めまい、
疲れやすい、光がまぶしく感じる、異常な発汗 など
自律神経が乱れていると
比較的軽い症状から、かなり重い症状まで
様々なトラブルが起こり得ます。
そして、自律神経の乱れが続くと、
次第に精神的な不調が表れ始め、
”うつ病”へと移行していきます。
自律神経失調症は治ります。
そのために、
あなたが改善すべきポイントが
4つあります。
それは、
①息:呼吸
②食:食生活
③動:運動・身体動作
④想:気持ち・考え方
この4つです。
この4つはいつも関連し合い、
補い合い、繋がりあって
心身のバランスを維持しています。
この関係を
「同時相関相補連動性」と言い、
どれか一つのバランスが崩れると
他のバランスも崩れ、
逆に
どれか一つのバランスが整うと
他のバランスも整う。
そういう関係性にあります。
どこかのバランスが乱れ
全体に影響が出ている。
そこに気付き
改善していくことが大切です。
当院ではそのお手伝いをしています。
改善の基本は『自力自療』。
自分で自分の心身を整えることです。
しかし、
あなた1人の力では
整えていくのが難しい領域もあります。
なので、
自分で出来ることは自分で改善する。
プロに任せるところは任せる。
何でも人任せにしない。
かといって
何でも一人で抱え込もうとはしない。
そういう心構えが大切です。
自律神経失調症を改善していくには、
息・食・動・想
の4つのバランスを整えていくことが
とても大切です。
息・食・動・想 が
うまく調和すれば、
必ず自律神経失調症は良くなります。
まずは、このHPの中で
あなたが気になるページや
該当するページを
じっくりご覧になってください。
『知ること』
から自律神経の調整は始まります。
そして、もしよろしければ
当院にご来院いただいて、
一緒に改善を目指しませんか?
●整体施術
●エネルギー療法
●心理セラピー
●食事の注意点指導
●セルフケア指導
など、
私ができるのは、
あなたが自分で回復していくための
ほんの少しのお手伝いだけですが、
プロとして
出来る限りのお手伝いをさせていただきます。
何か少しでも気になることがあれば
お気軽にご相談くださいね。
・西田 淳一
・ジョイントケア整体院 院長
・フェイシャル整体ルッカ 代表
・整体スクールKDA 代表
・仙台操体医学院卒業
・HSA(HS Association)会長
・ABH(アメリカの心理セラピー団体)
認定トレーナー
・JAAI認定 エリクソニアンアプローチ
マスタープラクティショナー